ハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法
匂いを司る嗅神経が、記憶を司る海馬に影響を及ぼす
川崎康彦の著書「ハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法」より抜粋
川﨑氏は、著書の「ハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法」の中で、「アロマの効能を活用する」という項目の中で下記のように記述しています。
近年、アロマテラピーが認知症予防に効果を発揮すると話題になっていますが、私もこの効力にはとても期待しています。私もアロマ、ハーブについて詳しく学び、施術ではこのアロマを使用し、相乗効果を期待しています。
元来、嗅神経は他の脳神経よりも再生能力が高いため、適切な香りの刺激を与えることで活性化できれば回復しやすいと言われています。こうして嗅神経を活性化して正常に戻すことが出来れば、嗅神経と直接つながる海馬も活性化し、認知症の予防や改善も期待できるというわけです。
ハーバードの研究員は、和気あいあいとチーム力を発揮して、皆でワクワクと楽しみながら研究していた
川﨑氏は、ハーバードで4年間研究に従事していましたが、その時の様子を次の様に伝えています。
ハーバードの研究員というと、朝から晩まで研究室に籠っているイメージを抱かれますが、そんなことはありません。研究室は開かれていて、人の出入りも頻繁でした。研究室の仲間は、昼寝もするし、運動もするし、パーティーもします。そして、我先にと競うのではなく、和気あいあいとチーム力を発揮して、皆でワクワクと楽しみながら研究していたのです。
この本から、医学博士という堅いイメージとはかけ離れた、川﨑氏の親しみやすい人間味溢れた様子を感じていただけるでしょう。